広島・安部友裕をブレイクに導いた「言葉の力」(文春オンライン)

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 安部は1989年生まれで、チームの中心の丸佳浩、菊池涼介、田中広輔と同学年だ。安部は高卒でドラフトされて入団したから、丸と並んでこの世代ではチーム在籍が一番長い。安部は高校生ドラフト1巡目で、3巡目の丸より期待が高かった。でもチーム内での二人の位置づけはすぐ逆転した。丸は順調に成長して、4年目の2011年には1軍に定着したが、安部は時間がかかった。安部が1軍に定着したといえるのは9年目の2016年だ。  安部に関する記事を読むと、1軍に定着できなかったころはメンタル面でつらかったようだ。2013年には、同世代で遅れて入団した2年目の菊池がセカンドに定着した。安部はセカンドを守っていたが、ポジション争いに負けてしまった。この年、丸と菊池はチームの中心で、カープを初めてのCS出場まで引っ張っていた。  2014年には、やはり同世代の田中が、ルーキーでシーズン後半にはショートに定着した。安部はセカンドのあとショートで出ていたのだが、ここでもポジション争いに負けることになった。2014年の安部の1軍での出場はわずか3ゲーム。プロだから競争は当然だが、これはつらい状況だっただろう。入団したときは同世代で一番期待が高かったのに、つぎつぎ追い越されることになったのだ。どうやら、そのころ東出輝裕コーチに「覇気を出せ」と言われたようだ。2015年も1軍定着とはならず、1軍で出場するときはサードを守るようになっていた。

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(2017/12/13)