イチローさん、智弁和歌山で指導者デビュー 打撃練習で柵越え連発(産経新聞)

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 プロ野球オリックスや米大リーグのマリナーズなどで活躍し、昨年3月に現役を引退したイチローさん(47)が4日、甲子園大会で春夏3度の優勝経験がある智弁和歌山高(和歌山市)で臨時指導を行った。今回がアマチュア球界での指導者デビューとなり、2日からの3日間の日程を終えた。選手に交じって現役時代さながらの動きをみせ、選手からの質問にも丁寧に答えた。 【写真】選手を見つめるイチローさん  同校の教職員らと草野球を行うなどの交流があったことから実現。今後については未定という。  黒のパーカ付きジャージー、青の半パン、タイツ、サングラス姿で登場すると、選手に「リラックスしてやりましょう」と声をかけて練習がスタート。  ダッシュ走では生徒に勝ち、ガッツポーズ。引退後も「現役時代よりきつい」と本人が語るほどのトレーニングを積んできた成果をみせた。選手には積極的に「(一塁走者でリードを取るとき)一回、(重心を)下げることで見やすくなる」「なるべく動きはシンプルな方がいい。やらないといけないことが増えると野球は難しくなる」などの言葉でアドバイスを送った。  続いて行われたフリー打撃では右へ左へ打ち分けた。柵越えも連発し、その度に選手からは「えぐい」の声も。打球を処理した選手らはガッツポーズをするなど大喜び。練習は明るい雰囲気で進んだ。フリー打撃を終えると、選手の質問に答える場面も。身ぶり手ぶりでアドバイスし、イチローさんを中心に輪ができるほどだった。  マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんは昨年、プロ野球経験者が学生野球の指導者になるための資格回復研修を受け、今年2月に資格を回復した。学生野球の指導にはプロ球団を退団する必要があるが、功績やアマ選手の獲得に携わる立場でないことを踏まえ、特例的に容認された。  イチローさんは1992年に愛知・愛工大名電高からドラフト4位でオリックスに入団し、94年から7年連続で首位打者を獲得。2001年からプレーした大リーグでもメジャー新記録のシーズン262安打や、デビューから10年連続200安打以上などの実績を残し、日米通算で4367安打を放った。

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(2020/12/05)