イチロー氏が智弁和歌山高で3日間にわたる初のアマチュア指導を終了 フリー打撃を実演(スポーツ報知)
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マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(本名・鈴木一朗、47)が4日、和歌山市の智弁和歌山高で、3日間にわたった初のアマチュア指導を終えた。
2日の初日はイチロー氏は動かず、生徒を観察してどういうことを教えるかを考え、3日の2日目は観察を受けて選手に指導。この日は全体練習後に自分で自主トレメニューを決めて、フリー打撃などで実演。2日目の指導を踏まえて、生徒にどう感じたかを考えさせた。
オリックスやメジャーリーグのマリナーズなどで日米通算4367安打を放ったイチロー氏は、昨年12月に友人らで結成した「神戸智弁」と、智弁和歌山の教職員チーム「和歌山智弁」と草野球で対戦。同校の藤田清司校長と親交があることから実現した。
昨年3月に引退したイチロー氏は、同12月にプロ経験者が高校、大学生を指導するために必要な学生野球資格を回復する研修会を受講した。従来は学生野球指導にはプロ球団からの退団が条件だったが、スカウト活動をしていないことや日米で残した数々の偉業を踏まえ、球団の活動がないオフシーズン限定で特例を許可。マ軍在籍のまま指導が可能になる“イチロー・ルール”が認められた。2月に学生野球資格回復が認定され、技術指導ができるようになった。
元メジャーリーガーでは、中村紀洋氏が2017年から浜松開誠館高(静岡)で非常勤コーチを務めている。
次回の指導は、実施するかを含めて未定となっている。