メジャーが図る人件費カット 日本球界は優良助っ人獲得チャンス(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 MLBにはノンテンダーFAと言われる制度がある。これは大リーグ在籍3年目を終えて年俸調停権を取得しながら、翌年の契約を見送られ、他球団と自由に交渉できるようになるシステムのことだ。  球団は選手の将来性、実力を見極めて、大リーグ昇格の前提となる40人枠から外し、年俸が高騰する可能性のある調停を避けチームのサラリー総額を抑える狙いがある。  今季の大リーグはコロナ禍により、レギュラーシーズンが通常の162試合から60試合に短縮された上に、無観客で行われ、各球団とも軒並み巨額の損失を被った。赤字減らしのため、球団職員を解雇するなどしてコストカットに動いているが、それにも限界がある。各球団とも、メジャー当落線上の選手の首を切って、人件費圧縮を図っている。  メジャーの惨状は日本球界にとって、むしろ優良助っ人を獲得するチャンスでもある。今オフは、多くの球団が移籍金を当てにして、他の金満球団や日本球界に売り込んでいるからだ。  米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」は今オフ、70人以上がノンテンダーFAになると予想。2008年以降では昨年の53人を大幅に上回り史上最多を更新するのは確実だ。同サイトのリストには、昨季30本塁打を放ちながら、今季途中にマリナーズを解雇されたダニエル・ボーゲルバック内野手(27=今季6本塁打)、昨季10勝(15敗)をマークしたホワイトソックスのレイナルド・ロペス(26=同1勝3敗、防御率6・49)ら、メジャーで実績のある選手も含まれている。ヤクルトが27日に合意したホセ・オスナ(27=今季打率・205、4本塁打、11打点)もノンテンダーFAのひとりだ。  大リーグの各球団から見限られた選手であっても、潜在能力を秘めた選手は少なからずおり、中には数年後に他球団で大化けするケースもある。  思わぬ掘り出し物が期待できそうだ。

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(2020/12/01)