この冬、天気の影響で体調不良になる人が急増する可能性(FRIDAY)
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天気の影響で体調不良になったり、痛みが悪化したりするのは「単なる気のせい」「気の持ちよう」とガマンしてきた人がいるかもしれない。ところが天気と痛みの関係についての研究が進んできたおかげで2つの要因が関わっていることが明らかになってきた。1つ目は気圧が上がったり下がったりすることに対して内耳が敏感に反応すること、2つ目は自律神経系のバランスの乱れだ。
1)内耳が敏感になっている
内耳は耳のもっとも奥に位置し、ここに気圧の変化をとらえるセンサーのようなものがあると考えられている。気圧の変化を感じ取るとその情報が脳へ伝わるが、天気痛を起こす人ではこのセンサーが敏感になっているため情報が過剰に伝わってしまう。そのため、脳から体へ出す指令も過剰となり、心身に急激な変化が起こり、それが不調となって現れる。
2)自律神経系のバランスが崩れている
自律神経には、体を活動的な状態にする交感神経と休ませる副交感神経があり、お互いにバランスをとり合いながら、汗をかいたり、内臓を働かせるなどの体内の状態を整える働きをしている。ところがこのバランスが崩れると、気圧や気温の変化に体がうまく適応できずに不調を感じやすい状態となる。
◆「天気痛」を防ぐためにできること、効果的な「薬」は?
新型コロナウイルス感染予防のための自粛生活が続く今年は、自覚している以上にストレスを受けている可能性があることから、自律神経系のアンバランスが生じやすい状況で、天気痛に悩む人が増えるおそれがあると佐藤氏は指摘する。天気の変化に負けないために誰にでも簡単にできる予防法と、ドラッグストアなどで入手できる市販薬での不調への対処法を教えて頂いた。
1)薬に頼らない天気痛予防のセルフケア「くるくる耳マッサージ」
気圧の変化の影響を受けにくい体づくりのために実践したいのが、佐藤氏が考案した「くるくる耳マッサージ」だ。痛くない程度の力で朝昼晩の1日3回、2週間から1カ月程度続けてみよう。マッサージで内耳の血流を改善することで内耳のセンサーや自律神経のバランスを整え、天気痛の予防や改善につなげることができる。
1、親指と人さし指で両耳を軽くつまみ、上、下、横に各5秒ずつ引っ張る。
2、耳を軽く横に引っ張りながら後ろ方向に向けて5回ゆっくり回す。
3、耳を包むように折り曲げて5秒間待つ。
4、手のひらで耳全体を覆