イチロー氏理想のメディアとの距離感/一問一答3(日刊スポーツ)

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マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(47)が26日、神戸市内で、日本新聞協会主催の第73回新聞大会で講演した。同協会に加盟する社のメディア関係者向けのもの。味わい深い、久しぶりの「イチロー節」は以下の通り。 【写真】講演するイチロー氏。右は三田フジテレビアナウンサー   ◇   ◇   ◇ -現役をマリナーズで締めくくるのは特別だったか イチロー氏 もちろんです。その後もし、どこかのチームでほそぼそと50歳までやっていたとしても、それに大きな意味はない。50歳までやるという目的になってしまう。結果として、そこにたどり着いたら、よかったとはもちろん思います。でも、少しシアトルを離れて、ニューヨーク、マイアミ…。最後に、あんな楽しみを迎えられるのはちょっと。その気持ちは、もう裏切れないですよね。それで、いや、別の場所で挑戦したいんでという、それはないです。 -メディアとの関係 イチロー氏 これはね、94年だったかな。94年か95年だったんですけど、ある時に何かの記録が止まった試合後に「どんな気持ちですか」って来られたんです。いやあ、どんな気持ちって、何か失礼な聞き方だなと思ったし、まだ僕は二十歳そこそこ。いや、まあ、僕はいま、一生懸命やらなきゃいけなくて、1年間、自分が全力でやって、レギュラーになってから1年、記録に絡んで多分、94年だったと思います。初めてレギュラーになった年で、全力で1年間やってどんな記録が、どんな数字が出るか、見極めなきゃいけない年。だから、記録とか言っていられないんです。結果がどうなるかを見なきゃいけない年に「記録が止まってどうですか」って「いや、どうってことないんだけど」と言ったら当時ね、僕、新聞を見ていたんですね。自分が出ていたら、当時、うれしくなっちゃって。見ていたんですよ。「本音をオブラートに包んだまま」って表現されたんです。いやいやいや。俺、本音だし。そんなのあなたの主観で書くなと。そこで分かったのは、記事はもう決まっていて「」に僕の言葉が入るだけ。「本音をオブラートに包んで」はないだろうと。こうやってはめられていくんだなと思ったんです(笑い)だって本音なんだもん。そこから見方が変わった。見え方が変わりました。 先輩からは「メディアとはうまく付き合えよ」とよく言われたんです。うまく付き合うってど

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(2020/11/27)