イチロー氏、死ぬかもと思った大震災/一問一答4(日刊スポーツ)

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マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(47)が26日、神戸市内で、日本新聞協会主催の第73回新聞大会で講演した。 【写真】講演するイチロー氏。右は三田フジテレビアナウンサー 同協会に加盟する社のメディア関係者向けのもの。味わい深い、久しぶりの「イチロー節」は以下の通り。   ◇  ◇  ◇ (自ら続けて) 仕事に行くときって、緊張しないですか? そもそも。緊張した方が絶対にいい仕事をできるんです。僕はいろんな人を見てきて、そう思います。意外と緊張しませんでした、平常心で臨めました、あり得ないでしょう。自信満々でリラックスしている状態、一番、危険だと思います。始まる前、緊張感に包まれて怖いという、それってそれなりに自分が積み重ねてきた証でもあり、自信があるだろうし、でも、結果を出さなきゃいけない。簡単ではないことも分かっている。そうすると緊張するんですよ、当然。それをどうやって乗り越えるかですから。 僕らでも、大事な場面で打席が回ってくる。緊張します。でも、それで、その緊張感から解放するすべを持とうとする人は、いっぱいいますよね、結果を出すために。それでは永遠にその状態から抜けられないです。その緊張感を抱えたまま、結果を出すしかないです。もちろん、深呼吸したりね。そのために、いま、みんなが使うルーティンというものがあったりする。 仮にそれから解放されるテクニックですよね。結果を出すためだけのテクニックを身につけたとしても、面白くないでしょう。リラックスした状態で結果が出る、そこを目指している人は、人よりは抜きんでられないでしょうねえ、と僕は思います。緊張するのが恥ずかしいとか、そんな感じ、ないですか、いま。恥ずかしいとか、楽しんでやるとか。僕はそういう緊張感を克服して、緊張状態で結果を出し続けた先に、それがあると思うんですよね。その怖さを知らずに自分のことだけちゃんとやって、楽しんでできたらいいですでは、まあ無理でしょうね。少なくとも世界では戦えないように見えますよね。 -阪神・淡路大震災から四半世紀の節目。当時はオリックスで4年目だった 僕はオリックスの寮にいたんですね。(神戸市)西区にあった。球場の近くです。比較的、被害は少ないエリアでしたが、それでもまずドカーンといったんです。早朝ですから、訳が分からなくて何かが寮に突

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(2020/11/26)