クィアな私が抱える孤立感。(VOGUE JAPAN)

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さらに、深く傷ついた言葉があった。それは大学生の頃、親戚の集まりで生まれたばかりの従弟を抱っこしていたら泣かれてしまったときのこと。70代の祖父や40代の叔父からこう言葉をかけられた。 「女なのにそんなことでどうする。将来自分の子どもができたら困るだろう。練習だ」 女性である以上、将来男性と結婚して子どもを産むのが当然と思われているとわかった瞬間だった。このとき、周りには祖母や母など女性もいたのに誰もフォローしてくれず、孤立感を覚えた。 「異性同士が恋愛し、結婚して子どもをもつ」というステレオタイプな恋愛観、家族観を信じて疑わないのは、多様性を尊重しようとする現代の時流に反するのではないか。異性と結婚し子どもを持つ以外の選択肢があることを、もっと広く訴えていかなければいけないと思う。 日本の社会が「結婚」や「家族」に対する伝統的な価値観から解放され、同性婚の合法化をはじめ、より多様なジェンダーに対応するための法や制度が整備されることを心から願っている。そうしてはじめて、公正な社会としての一歩を踏み出せるのではないだろうか。

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(2020/11/26)