加藤登紀子さん、新曲で届けるコロナ下のエール(産経新聞)

【リンク先抜粋】
 京都ゆかりの歌手・加藤登紀子さん(76)が12月22日、年末恒例の「ほろ酔いコンサート2020」をロームシアター京都(京都市左京区)で開く。自身も観客も日本酒を飲みながら楽しむ異色のコンサートだが、デビュー55周年の今年は新型コロナウイルスのため酒の振る舞いはお預けに。その代わり、2つの新曲を通じてコロナ禍に見舞われた人たちにエールを送る。(田中幸美)  緊急事態宣言下の4月中旬。コンサートやイベント出演もなくなり、自宅で過ごしたものの、感染者や医療従事者らの過酷な状況に胸を痛めていた。  そうしたときに、古くからの知人で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さん(72)の「おときさんは歌いなさいよ」という言葉に背中を押された。  防護服を着て治療にあたる医師や、思うように見舞いができずに切ない思いを抱える家族らの姿が浮かび、一気に歌詞を書き上げた。「何が起こっても明日は来るし、人は生き抜いてきた」。新曲「この手に抱きしめたい」には、そんなメッセージを込めた。  もう1つの「未来への詩(うた)」は、歌手生活で巡り合ったさまざまな曲へのオマージュ(賛辞)という。次女でシンガーソングライターのYaeさんがコーラスで参加し、親子初のコラボが実現。それがきっかけで、今年歌手生活20周年を迎えるYaeさんのアルバムのプロデュースも手がけた。  京都で39回目を迎えるほろ酔いコンサートでは、ほかに「愛の讃歌」「百万本のバラ」「時には昔の話を」といった代表曲も歌う予定だ。「あなたはあなたとして堂々と生きてくださいというメッセージを込めて歌いたい」と話している。  午後3時半と午後6時半の2回公演。S席7千円、A席5500円。座席は1席空ける。問い合わせはアクティブKEI(075・255・6586)。

続きはこちら

(2020/11/26)