737MAX、ブラジルでも再開承認 ゴル航空のみ導入(Aviation Wire)

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 ANAC(ブラジル民間航空国家機関)は現地時間11月25日、2度の墜落事故を起こしたボーイング737 MAXのブラジル国内での運航再開を承認した。ブラジルではゴル航空(GLO/G3)のみが737 MAXを保有しており、同社は商業運航の再開に向けた措置を講じることができるようになる。18日にはFAA(米国連邦航空局)も飛行停止命令を解除し運航再開を認めている。  ゴル航空は10月末現在、737 MAXを135機発注済み。これまでに7機導入している。  737 MAXは737の発展型で、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用。翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備え、客室内装はLED照明や大型の手荷物収納棚など、787と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用している。  標準型は737-800の後継となる2016年1月に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)で、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継機737 MAX 7(同172席)、従来型では胴体がもっとも長かった737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、2019年11月には胴体長が最長となる737 MAX 10(同230席)がロールアウトした。  737 MAXの事故はこれまでに2件発生している。2018年10月にインドネシアのライオン・エア(LNI/JT)のジャカルタ発パンカルピナン行きJT610便(737 MAX 8、登録記号PK-LQP)が、2019年3月にはエチオピア航空(ETH/ET)のアディスアベバ発ナイロビ行きET302便(737 MAX 8、ET-AVJ)が、それぞれ墜落。いずれも737 MAXで新たに採用した失速防止システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System(操縦特性向上システム)」が要因だった。  日本国内では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が、737 MAX 8を最大30機発注する方針を示している。

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(2020/11/26)