工藤監督「どうしても勝ちたかった」ノーノーも継投(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<SMBC日本シリーズ2020:ソフトバンク4-0巨人>◇第3戦◇24日◇ペイペイドーム 【写真】工藤監督はムーアとグータッチ ソフトバンクがパ・リーグ初の4年連続日本一に王手をかけた。工藤公康監督(57)が7回まで無安打の先発マット・ムーア投手(31)を交代させ、モイネロ、森と継投。記録より勝利を優先させての1安打0封で巨人を3連倒した。昨年に続き、球界盟主の巨人スイープも現実味たっぷり。心を鬼にして、地元福岡で激動の20年を締めくくる。    ◇   ◇   ◇ マスク越しながら、顔はあきらかに紅潮していた。ソフトバンク工藤監督は、自ら下した決断で気合が入っていた。てリードを4点に広げた7回裏が終わると、ベンチをゆっくりと出た。球審にムーアからモイネロへの交代を告げた。 工藤監督 なかなかこんな大きな舞台でノーヒットノーランなんてね。心技体がしっかりしていて、試合に向けての調整の現れだと思った。でも少し疲れていたのも分かりましたし、どうしても勝ちたかった。ここペイペイドームで負けるわけにはいかない。すみません。ここで代えさせていただきました。 勝利後のインタビューは両手でマイクを握りしめながら、勝利への執念を口にした。先発ムーアは7回まで巨人打線を無安打。しかし6回から「いい当たりも出ていた。次(7回)までかなと思っていた」と交代期を感じていた。日本シリーズ初の無安打無得点。大舞台での大記録がかかる左腕の気持ちは痛いほど分かるが「相手にひとつのスキも見せないことが大事」という方針を貫き、心を鬼にした。7回を投げ終わってベンチに座っていたムーアに歩み寄り、左肩をポンとたたいた。ムーアもうなずいた。気持ちを理解してもらったのがうれしかった。 「私は投手交代しかしていません」。選手が大活躍した初戦勝利後「自虐的」に言った。だが、第2戦の丸封じなど、ゲームのツボを熟知したタクトが光る。「モイネロと森はチームにとっての壁。彼らがいるのといないのとでは違う」。選手との信頼関係があっての巨人3連倒だ。 連勝記録をさらに伸ばした。日本シリーズ11連勝で、ポストシーズン15連勝。そして地元ペイペイドームでの日本シリーズも15連勝だ。巨人に野球をさせなかった。「明日(25日)も勝利を届けたい」。2年連続巨人に4連勝しての4年連続日本一に王手。コロナで揺れた激動の20

続きはこちら

(2020/11/24)