子どもがよく小さいウソをつく?! その原因は親とのやりとりかもしれません [スーパー保育士のお悩み相談](ベネッセ 教育情報サイト)

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「子どもはウソをつかない」とよく言われます。 そんなことはありません。 子どももウソをつきます。 3歳の子どもでもウソをつきます。 どうしてウソをつくかというと、理由はふたつあります。 1、ウソをついたらうまくいった経験がある 2、本当のことを言ったら叱られた経験がある 1は、たとえば何かを配られたとき、本当はもらったのに「もらっていない」とウソをついたらもうひとつもらえたとか、本当は自分が破ったのに「破っていない」と言ったら叱られなかった、などの経験がある子どもです。ウソのおいしさを何度か味わった子どもは、ウソをつきやすくなります。 でも、子どもがウソをつくようになる原因で一番多いのが2です。 たとえば、散歩中に「寒い」と言っただけで「おへそを出しているからでしょ!」と叱られ、「おなかが痛い」と言うと「あんなにたくさん食べるからでしょ」と言われたりした子どもは、ウソをつきやすくなります。 子どもは「寒い」「おなかが痛い」と、“本当のこと”を言っただけで叱られたことになり、もう“本当のこと”を言うのがこわくなるのです。 おなかが痛いと言って叱られた子どもはそのあとは、「おなかが痛いの?」と聞かれたとき、本当は痛くても「痛くない」とウソを言ったりします。「痛い」と本当のことを言えば怒られると思うからです。 「10円を落としちゃった」と本当のことを言って叱られたある子どもは、そのあとお釣りの50円玉を落とし、お母さんから「落とさなかった?」と聞かれて、「落としていない」とウソをついたそうです。 本当のことを言っただけで叱られることが続くと、どんな子どもでも、ウソをつくようになるのです。 会社でも、たとえば、あす休む理由を正直に言っただけで上司に嫌味を言われたりしたなら、次からはウソの理由を言って休むことが増えるはずです。 叱られたり何かを言われたりするのを避けようとするのは、大人も子どもも同じのようです。

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(2020/11/24)