庶民の貯蓄と投資~成功する資産形成の基本3カ条(LIMO)

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これは日本に限ったことではなく、米国でも同じです。最近は起業した会社が新規上場を果たしてビリオネアになる人もいるでしょうが、そんな事例は何百万人に1人いるかどうかの稀有な事例です。 ビジネスで成功することはあり得ますが、一夜にして多額の資産を築くというのはやはり不可能なのです。 それを見事に表しているのが、米国証券取引委員会(SEC)の“Saving and Investing”(貯蓄と投資)という32ページのガイドブックです。 SECといえば金融機関の規制当局というイメージが強いのですが、個人に向けてこうした資産形成のガイドブックを提供しているということは、米国政府自らが資産形成には時間がかかることを示していると言えるでしょう。 図表1は、そのガイドブックから重要な3点を抜粋したものです。 そこに示されているのは、資金計画を立て、借金は返し、できるだけ早くつみたて投資を始める、の3カ条。 当たり前といえば当たり前ですが、金融リテラシーが高いと評されている米国でさえ、SECがこういった基本的なことを一般投資家に伝えているのです。資産形成にも基本が大事だということですね。 次に家計のバランスシートを作成することを勧めています(図表2参照)。一見、面倒なのですがエクセルなどのスプレッドシートを使えばすぐにできるものです。 また、具体的に何のために資産形成するかを明らかに、とも書いています。つまり、住宅、車、教育、老後資金、医療・介護、失業対策といった目的です。目的が分からなければ対策の取りようがないといったところでしょう。 加えて、現在の資産だけではなくキャッシュフローが重要ということで、定期的な収支計算表の作成も勧めています。これは家計簿と同じ発想ですね。マイナス家計ではお金は貯まりませんから。

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(2020/11/24)