テークバック初期に手首の角度を決めてしまう マスターズ優勝、ダスティン・ジョンソン(夕刊フジ)

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 【勝者のワザ】  無観客で開催されたマスターズ。紅葉のオーガスタナショナル。例年とは、あまりにも違い過ぎる光景ではあったが、ダスティン・ジョンソンの大会レコードとなる20アンダーパーのプレーは、そのギャップを見事に埋めていた。  最終日の18ホールも隙のないプレーでスコアを伸ばした。バランスのとれたスイングと精度の高いショットで組み立てられたゴルフであった。  世界ランキング1位のジョンソンからアマチュアが参考にすべきポイントを挙げるとすれば、テークバック初期の段階で手首の角度を決めてしまうところであろう。リストを先に決めてしまうことで、あとは大きな筋肉を使うだけという状態にするから、全体の動きにズレが生じることなく、リズム、テンポも乱れることがない。  ジョンソンのスイングで特長とされるのが、左グリップの掌屈(手のひら側に折れる)、右手の背屈(甲側に折れる)だ。これも、テークバック初期に決めてしまえば、それほど難しい動きではない。  どこを意識して、どう動かせばいいのか。テークバックするとき、左手でグリップエンドを下げながら小指、薬指、中指を手のひら側に巻き込むようにする。  この動きをつかむには、直立して左腕を「前に倣え」の要領で伸ばし、そこから左手のひらを自分の体に向けるように折ってくる。そして、小指、薬指、中指を手のひらに巻き込むように折り曲げるといいだろう。  テークバック初期で、左手、手首をこうして使えば、右手は甲側に折れてジョンソンのような格好になり、右ヒジは右脇について腕、手首がロックされる。  あとは、左腕をまっすぐ、高く上げていくだけでいい。腕に肩が引っ張られてターンしていくので、自分では真っすぐに上げているつもりでも、ヘッドはインサイドに上昇していく。ここまで、慣れるまでは2段階に分けて覚えるようにしよう。慣れてきたら、一連の動作にして、滑らかな動きでトップまで作ろう。  ダウンスイングからボールを打ち抜くまでは、ロックされた腕、手首をほどかないようにするのが大切で、ここまで覚えたら、スイングは格段に安定する。  ■Dustin Johnson 1984年6月22日生まれ。米サウスカロライナ州出身。コースタルカロライナ大卒。2007年プロ転向。圧倒的な飛距離を武器に、08年「ターニングストーン・リゾート」で初優勝。14年に

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(2020/11/24)