藤沢名誉棋聖が囲碁殿堂入り 67歳でタイトル、若手指導…(産経新聞)

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 日本棋院は24日、第17回囲碁殿堂入りに藤沢秀行(ふじさわ・ひでゆき)名誉棋聖(1925~2009年)が決まったと発表した。有識者や棋士らで構成する囲碁殿堂表彰委員会が、7人の候補者の中から選出した。  藤沢名誉棋聖は日本棋院第一位決定戦や旧名人戦、天元戦など創設されたタイトル戦の初代優勝者となったことから「初物食い」の異名を取った。棋聖戦で昭和52年の第1期から6連覇し名誉棋聖の称号を得たほか、67歳での王座戦防衛(平成4年)は、今も破られていない最高齢タイトル獲得記録。獲得タイトルは通算23期。  門下に高尾紳路九段や三村智保九段、藤沢里菜女流立葵杯らがいる。自らの弟子以外の若手にも熱心に指導、たびたび海外へ渡航し教えたため中国や韓国の棋士からも「シュウコウ先生」と呼ばれ尊敬を集めた。書家としても豪快な筆致で、多くの作品を残した。  囲碁殿堂は、囲碁普及と発展に貢献をした人物や、対局記録が顕著な棋士を顕彰する制度で、16年に設置。段位制度を整えた本因坊道策や、「御城碁」の基盤を築いた徳川家康、俳句・随筆などに囲碁に関する作品を多く残した正岡子規ら24人が選ばれている。タイトル獲得64期で、藤沢名誉棋聖と長くライバル関係にあった坂田栄男二十三世本因坊(1920~2010年)も昨年、殿堂入りしている。   囲碁殿堂入りを果たした藤沢名誉棋聖の顕彰レリーフが、日本棋院(東京都千代田区)内の囲碁殿堂資料館で展示される予定。

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(2020/11/24)