小型・軽の新型車続々 コロナ禍で「パーソナル空間」需要(産経新聞)

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 国内の自動車市場では新型の小型車や軽自動車の投入が相次ぐ。各メーカーはコンパクト化で小回りのよさを追求するとともに、電動化技術や運転支援機能などの充実に力を入れる。公共交通の電車やバスでの新型コロナウイルス感染が懸念される中、より安全な移動手段として需要が見込まれる点も追い風になりそうだ。(宇野貴文)  ■「電動化の道、確固」  日産自動車が約8年ぶりにフルモデルチェンジし、12月23日に発売する小型車「ノート」の最大の特徴は、大幅に性能が向上したハイブリッド技術「e-POWER(イーパワー)」を全車に搭載し、電気自動車(EV)により近い走りを実現した点だ。  世界的に環境規制の強化が進んでおり、日産の星野朝子副社長は今月24日のオンライン会見で「日本市場で成功することが電動化の道を確固たるものとする」と語った。  「e-POWER」の全車搭載へのこだわりについては、「ガソリン車があったほうが量の面では売れる」としながら、「いち早く電動化に集中させていき、必ず成功させ低炭素社会に貢献する」と意義を説明した。  ホンダも新型軽自動車「N-ONE(エヌワン)」を約8年ぶりに刷新し、20日に発売した。親しまれてきた丸いヘッドライトなどの基本デザインは継承しながら、自動ブレーキなどの運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。安全性や快適性を高めた。  ■感染リスク減らし移動  自動車各社はコロナ禍で生産停止に追い込まれ、販売が低迷するなど打撃を受けた。回復基調にある販売に今後の感染拡大が影響するリスクは消えないが、寺谷公良執行職は軽自動車市場について「パーソナルな空間で、感染リスクを減らしながら移動したいというニーズは確実にある」と分析する。  スズキも26日、小型車の新型「ソリオ」「ソリオバンディット」の詳細を発表する予定だ。  10月の車名別国内新車販売台数は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が1万8592台と2カ月連続で首位。上位10車のうちトヨタ車が半数以上を占めた。今後、他のメーカーがトヨタの牙城を崩せるか注目される。

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(2020/11/24)