ホンダ「NSX」誕生30周年記念トークショー 開発陣と佐藤琢磨選手がNSXの歩みを振り返る(Impress Watch)

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 本田技研工業は11月21日、誕生30周年を迎えたスーパースポーツ「NSX」のファンへの感謝の気持ちを込めて、「NSX30周年記念トークショー」を開催。“最高への挑戦、夢=引き継がれるチャレンジ”をトークテーマとして行なわれた。 【この記事に関する別の画像を見る】  イベントはTVやラジオでおなじみのサッシャ氏が司会進行を務め、全3部構成でスタート。会場はホンダ青山本社1階(東京都港区)にある「ウエルカムプラザ青山」を特別に貸し切って、30周年にちなんで事前抽選に当選した30名のNSXファンを招待しつつ、オンラインでも同時配信された。 ■初代NSXの開発について語られた第1部。スペシャルゲスト佐藤琢磨選手が登場  第1部は「初代NSXの開発」と題し、初代NSXの開発責任者である上原繁氏が登場。開口一番「この30年は長いようで短かった」と振り返り、今でも当時の苦労を鮮明に覚えているとあいさつ。初代NSXは研究開発から実車開発まで6年かかっていて、当時は4年くらいが普通だったのでかなり時間がかかったことで、発売したときは「やっと出せた」と安堵したという。当時はF1の第2期活動が絶頂期のころだったので、それもあり「快適F1」というコンセプトを掲げて開発がスタートしたという。特に“誰でも運転できるように”することに2~3年を費やしたとのこと。  たくさんある苦労の中でも特にエアバッグについてを挙げ、当時はレジェンドに世界で初めて採用したが、スーパースポーツカーのステアリングの中心部分は小さいため、エアバッグを格納することが大変だったという。また、当時4WSの研究も進めていたが、NSXにはまだ採用しなかったと秘話を明かした。また、ホンダが昔から掲げている「人間中心」という哲学に基づき、一般の人が乗れる究極の性能を持つスポーツカーを目指したという。 「エアコンやエアバッグといった快適・安全機能を装備すれば当然車体は重くなるので、アルミ製のボディになったのは必須の流れで、このアルミがNSXの基本コンセプトを成立させている素材でもある」と上原氏。こうして量産車世界初のオールアルミボディが誕生したという。またアルミは軽いだけでなく鉄よりも強度があり、長く乗ってもやれにくい特性も持ち合わせていると語った。  さらに開発当時、鈴鹿サーキットにマクラーレンF1チームがテストに

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(2020/11/24)