【変貌する電機 2020年代の行方】技術力・人材力で新常態に貢献 NEC・新野隆社長に聞く(SankeiBiz)

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 NECの新野隆社長に過去10年の取り組みや今後の事業戦略について書面インタビューした。  --この10年でNECはどのように変わったか  「2013年に社会課題の解決を通して、グローバルに貢献する社会価値創造型企業に変革すると宣言した。コンピューターやネットワーク、ソフトウエアなど当社が強みを生かせる領域に集中し、社会インフラを高度化する社会ソリューション事業を軸とした事業体に変わった。スピード感を持ってやりきる実行力もついてきた。現在の中期経営計画で企業文化の改革を最重要課題に位置付けたが、外部人材も登用し、成果が表れてきた」  --構造改革は来年度からの次期中期経営計画でも継続するのか  「事業環境の変化のスピードが加速する中で、改革の取り組みに終わりはなく、次期中計でも続ける必要がある。ただ、現時点で大きな課題事業はなく、会社としての体質改善は着実に進み、収益構造改革は一定のめどがついたと考えている」  --新型コロナウイルスの感染拡大で始まった20年代にNECはどう対応していくのか  「コロナの感染拡大で、これまでの日常とは全く異なるニューノーマル(新常態)という価値観や社会に変わったが、これは元に戻らないと思う。リモート化やオンライン化、タッチレス化、省人化が従来以上に価値を持ち、デジタル化が加速する。こうした社会の変化に対応するために今まで以上にデジタルの力が求められる。NECはデジタルの技術力・人材力を発揮してニューノーマルに貢献する」  --競合他社も力を入れるデジタルトランスフォーメーション(DX)で、NECの強みは  「コンサルティングからシステムの導入、運用・保守に至るまでの一連のサービスやデジタル技術をグループでワンストップで提供できる。グループのアビームコンサルティングは世界で約6000人のコンサルタントを擁する。NECが得意とする大規模システム構築力や保守・サービス提供力、AI(人工知能)や生体認証、サイバーセキュリティーなど世界一の技術を組み合わせることで、大きな価値を顧客に提供できる。総合的な力を持っていることが他社にはない強みだ」  --10年先、20年先のNECはどうあってほしいか  「最先端のデジタル技術やDXを支えるネットワーク技術の提供を通じて、社会に貢献する会社、社会になくてはならない会社でありたい。

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(2020/11/24)