石川に千賀…好投手続々のソフトB「若手育成術」を前二軍投手コーチが明かす(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 何が違うのか。  ソフトバンクが日本シリーズ第2戦までに送り出した先発2人(千賀、石川)は育成出身。育成ではないが、第2戦に投げた5人の救援陣も皆レベルが高く、セに移籍すればローテ入りできそうな連中ばかりだ。  3年間ソフトバンクを指導し、今季限りで退団した久保康生二軍投手コーチが投手陣の育成についてこう語る。 「例えば育成で入ってきた投手は、『この部分を伸ばせば一軍登板ができる』という者を数多く獲得している。スカウト陣のレベルも総じて高い。さらに球団には三軍があり、彼らを鍛える施設と試合環境が整っている。福岡市内から電車で1時間ほどの筑後には、メインとサブの球場に大きな室内練習場、寮、クラブハウスがある。三軍の選手は四国アイランドリーグを主戦場としており、毎年1カ月くらい韓国プロ野球の二軍と戦い、九州の大学や社会人とも試合をする。筋力アップは高西(文利)アドバイザーが熱心に指導してくれます。これだけの環境が整っていれば、上達しないのは選手の責任ですよ(笑い)」  チームのエースに成長した千賀は2010年の育成ドラフト4位で今季年俸は3億円。13年同1位の石川も年俸は約5000万円までアップした。 「野手なら甲斐(10年6位)や周東(17年2位)も育成出身です。周東は私と同時期に入団した選手で、足が速く、守備もうまかったが、打撃がまったくダメでした。打撃がよくなれば戦力になることはわかっていた。課題と練習法を明確にし、育成プランに沿って徹底的に鍛えた。短期間で戦力に育てるのは指導者の仕事です。育成出身でも一軍で活躍し、稼いでいる選手が多いことは若手の大きなモチベーションになっている。これらの条件が揃っていることがソフトバンクの強みです」  ちなみに久保氏は、ソフトバンクで指導したことにより、選手は入る球団によって天と地ほどの違いが生じることを改めて実感したという。そういえば巨人にも三軍はあるはずだが……。

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(2020/11/24)