香港の著名民主派活動家3人、デモ扇動の罪認める 即日収監(BBC News)

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香港で昨年6月に違法集会を扇動したとして、公安条例違反罪に問われた著名な民主派活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏ら3人の公判が23日行われ、それぞれ起訴内容を認めた。保釈の継続は認められず、3人は即日収監された。 民主派活動家の黄氏、林朗彦(アイヴァン・ラム)氏、周庭(アグネス・チョウ)氏の3人は23日、香港の裁判所に出廷。黄氏は自分には恐らく懲役5年が言い渡されると思うと述べた。 大規模デモは、香港での反政府的な動きを取り締まる中国の「香港国家安全維持法」(国安法)施行(6月30日)よりも前に起きたため、国安法の適用は免れた。同法に違反すると最高で終身刑が科される可能性がある。 黄氏は7月の公判で起訴内容を否認していたが、弁護士と相談して変更を決めたと明かした。 「我々3人は全ての罪を認めることにした」と、黄氏は裁判所前に集まった報道陣に述べた。「今日、直ちに勾留されても不思議ではない」。 そして、「我々は自由のために闘い続ける。今は中国政府にへつらい、降伏する時ではない」と付け加えた。 3人は量刑が言い渡される12月2日まで勾留される。 ■何に関する起訴なのか 黄氏、林氏、周氏は昨年6月に香港で無許可の集会を組織化し、参加した罪に問われた。 昨年に発生したデモでは、デモ隊が香港の警察本部に卵を投げ付けたり、スプレーで落書きしたりした。 3人はこうしたデモのうちの1件をそれぞれが主導、扇動し、参加した罪で起訴された。 黄氏は以前、起訴によって自分の活動が阻まれることはないとし、「収監も、選挙の禁止も、そのほかの恣意(しい)的な権力も、我々の活動は止められない」と述べていた。 「我々は今、世界に自由という価値を示している。自分たちの自由を犠牲にしても構わないほどに愛する人たちへの思いやりを通して」 ■黄氏らの経歴 黄氏は数年にわたり香港の民主化運動に参加しており、過去に数回、短期間収監された経験を持つ。 現在24歳の黄氏は2014年の民主化デモ「雨傘運動」で学生リーダーとして有名になった。 昨年に始まった新たな一連の抗議活動も支援した。昨年の抗議活動ではデモ隊と警察が激しい衝突を繰り返した。 中国政府は中国からの分離独立や中央政府の転覆、テロ行為、外国勢力との結託などを厳しく罰する、香港における大々的な治安維持法を新たに導入

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(2020/11/24)