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７月豪雨で壊滅的な被害をうけた八代市坂本町では、散り散りになっている住民たちが集うためのイベントが開かれました。 そこに姿をみせたのは、元知事の潮谷義子さん。 在任中は、球磨川の治水と川辺川ダム建設の是非について徹底的に討論した経緯もふまえ、今回の豪雨の検証とダム建設の方針決定は、拙速ではないかと懸念を示しています。 「ひどかー、ほんとに。なんで瀬戸石（ダム）のこと、まったく話さんで治水を語るとや」（被災した住民） 山の荒廃による土砂崩れや既存のダム・瀬戸石ダムは、洪水被害と関係ないのか。 何より、目の前の地域再生をどうするのか。 住民からの訴えを聞いた潮谷元知事は、険しい表情でこう述べました。 「現地の状況と寄り添っていってそのあとにしっかりとした（治水）計画を出していくべきだった。どうここをお考えになっていかれるのかなということ、それが見えてこない」（潮谷義子元知事）

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(2020/11/23)