来週(11/24~27)の日経平均株価の予想レンジは、2万5000~2万6000円! 新型コロナ感染拡大に警戒は必要だが、2万5000円台前半は「押し目買い」の好機(ダイヤモンド・ザイ)
【リンク先抜粋】
●今週の日経平均株価は2万6000円の大台を突破するも、
新柄コロナへの警戒感が高まり、週後半は売りが優勢に!
今週(11月16日~20日)の日経平均株価は、先週末よりも上昇しました。
週明けとなる11月16日、米国市場では、新型コロナウイルスを抑えるワクチン開発の進展による経済回復期待から、NYダウが2万9950.44ドルと、3万ドルに迫るいきおいで上昇。その流れを引き継ぎ、翌日17日の日経平均株価は29年ぶりに2万6000円の大台を回復しました。
しかし、これまでの急ピッチでの上昇に対する警戒感が意識されたことに加え、海外では新型コロナウイルスの感染拡大による再ロックダウンへの警戒感や景気腰折れリスクが高まりました。さらに、国内においても新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高を更新したことで利益確定の流れが強まり、日経平均株価は下落。最終的には先週末より141.5円高い2万5527.37円で今週の相場を終えました。
一方、先週(11月9日~13日)から17日にかけて利益確定の流れが強まっていたマザーズ銘柄は、週の後半になって底堅い値動きを見せています。さらに、景気敏感株への物色が見られたほか、新型コロナウイスルの感染拡大を背景に、「テレワーク」関連や「マスク」関連などが注目されました。
●来週の日経平均株価は、先物主導による乱高下の可能性はあるものの、
海外勢の需給要因から相場の底堅さが意識される
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
2万5000円 ~ 2万6000円
来週(11月24日~27日)の日経平均株価は、世界の新型コロナウイルスの感染動向を警戒しつつも、ワクチン開発進展への期待から売り込む流れにもなりづらいと考えられ、全体としては押し目買い意欲の強い相場展開になりそうです。
東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数は、11月19日に500人の大台を突破。連休明けにはさらに増加する可能性もあり、関連報道に対して仕掛け的な売りが発動しやすいと思われます。そのため、瞬間的には先物主導による株価の乱高下を警戒しておく必要がありそうです。
ただし、これまでの株価上昇により過熱感が警戒されているため、目先の調整としては想定内でしょう。さらに2万5000円台前半レベルまで下落した場合、押し目狙いの好機になりそうです。