秋田、凱旋試合で今季初黒星も優勝&昇格美酒酔った(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J3:秋田0-1富山>◇第29節◇22日◇ソユスタ ブラウブリッツ秋田の無敗神話が「28」で止まった。前節18日のアウェー・ガンバ大阪U-23戦でJ3最速優勝とJ2最速昇格をダブルで決め、凱旋(がいせん)となったホーム戦は、今季初めて先制を許す展開。交代枠5人を使い切り、必死に追いかけたが、カターレ富山に0-1で競り負け、開幕29戦目で初黒星を喫した。昨季から続くJリーグ最長の無敗記録も「30」でストップ。 【写真】J3秋田の吉田謙監督 それでも試合後は優勝・昇格セレモニーを行い、今季最多2063人のファン・サポーターとともに喜びを分かち合った。    ◇   ◇   ◇ 秋田の快進撃は止まったが、試合後、たくさんの笑顔が咲き誇った。優勝と昇格を決めた18日に続き、主将のDF山田尚幸(32)と吉田謙監督(50)らが、J3優勝シャーレと県伝統工芸品の曲げわっぱシャーレを秋田の曇り空へ高らかに掲げ、歓喜に酔いしれた。 試合前まで20勝8分け0敗で勝ち点68を積み上げ、ともにリーグトップの得点49、失点8と最強の矛盾、走力を武器に秋田スタイルの「走るサッカー」を貫いてきた。さらに選手たちの共通理解である「(吉田)謙さんのために戦おう、謙さんを男にしよう」を原動力に勝利を目指すも、あと1歩及ばなかった。 鉄壁の守護神の牙城を崩された。前半29分、GK田中雄は至近距離のシュートを1度セーブしたが、こぼれ球を押し込まれ先制点を奪われた。最大のチャンスは後半29分、MF江口がゴール前に入れたFKを、チーム得点王のFW中村が右足で合わせたが、わずかに外れ、両手で顔を覆った。 シュート4本に封じられ、今季初黒星。吉田監督は「選手は気持ちを込めて戦ったが、紙一重の差で敗れてしまった。これを糧にさらに強くなれるように次の試合に向かいたい」。セレモニーを終え「選手の頑張り、スタッフの頑張り、クラブの努力、本当に多くのみなさまの声援を感じることができて、本当にうれしかった」。秋田は17年にリーグ制覇もJ2ライセンスがなく昇格できなかっただけに喜びもひとしおだ。 14年スタートのJ3で最多勝ち点は15年山口の「78」(現在より2試合多い36試合制)。残り5試合で新記録が期待され「すべてのチームがチャンピオンチームを倒しに来るので、相手の倍の強い気持ちで臨みたい」

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(2020/11/22)