コロナ禍で奮闘する北海道ラーメン業界 期待の新店も続々と(日本食糧新聞)

【リンク先抜粋】
5月25日に緊急事態宣言を全国で解除してから約半年が経過し、北海道では7月22日から始まった経済回復政策「GoToトラベル」効果で徐々に人出が戻りつつあり、各物産展やイベントが再開し始めた。道内グルメを代表するラーメン業界でも自粛期間の2~6月は大苦戦だったが、地元客をはじめ観光客も戻りつつあり「今は約9割まで売上げが回復してきた」と大手ラーメンチェーン幹部は期待をふくらませる。コロナ禍での道内ラーメン業界の現状とコロナ対策、新店、新トレンドの動きを聞いた。 北海道では10月時点で、札幌すすきの、釧路の特養老人ホームなど55件目のクラスターが発生し総感染者数は2500人を超えるなど、新型コロナウイルス感染拡大の懸念は払しょくしきれない。2019年度はゴールデンウイークの10連休効果やラグビーワールドカップ開催もあり5277万人(北海道調べ)が観光に訪れた道内だが、新型コロナウイルス感染拡大を受け2020年4~9月までの来道者は207万8732人(北海道観光振興機構調べ)と大幅減。北海道経済に大きな影響を与えている。 昨年12月、札幌に人気スープカレー店プロデュースの新店が進出したことでスパイス系ラーメンが注目され、今年1月23日にはとんこつラーメンの人気店「一蘭」の北海道1号店もオープンし話題となった道内ラーメン業界。しかし2月28日に道が緊急事態宣言を発令、観光客のみならず地元客に愛される店も多い中、外出自粛傾向が強まり集客に苦戦する店が相次ぐ。客足減から立ち直るため、店内の換気やアルコール消毒液の設置はもちろん、宅配サービスやテークアウトの導入、営業時間短縮、ソーシャルディスタンスを保つため席数を減らすなど各店が新型コロナ対策に追われた。 6月19日には都道府県をまたぐ人の移動が全国で原則解禁され、道内でも経済活動が再開。札幌では麺屋幸咲、麺屋菜々兵衛すすきの店、旭川では平和あさひかわラーメン村店、函館ではRAMEN ROOM18など、開店のタイミングをうかがっていた期待のラーメン新店が姿を現す。また6月以前にも、3月に寅乃虎(札幌)、4月に仙龍(同)、5月に純麺食堂(旭川)、麺屋真打(函館)がオープンするなど、コロナ禍にありながら新たな出発を果たす店も見られた。 札幌、旭川、函館の製麺会社は10月時点でのラーメン業界について「街中店はまだ苦戦中、郊外店

続きはこちら

(2020/11/22)