【最新デザインの基礎】ポルシェ・ビジョン・スパイダー 伝説のカレラ・パナメリカーナにインスピレーション ミュージアム所蔵モデル公開(AUTOCAR JAPAN)
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translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
俳優のジェームズ・ディーンは、ポルシェの歴史に残る偉大なヒーローの1人だ。ディーンが愛用したシルバーのポルシェ550スパイダーは、「リトル・バスタード」というニックネームを与えられ、人々の記憶に焼き付いている。
【写真】ポルシェ・ビジョン・スパイダー【718ボクスター、911タルガと写真で比較】 (160枚)
2019年にビジョン・スパイダーが作られたとき、ポルシェのデザインチームが思い浮かべていたのは550スパイダーだった。
だが、それだけではない。ポルシェ550/1500 RSスパイダーもまた、ボリューム、寸法、フォーマルなデザイン要素のインスピレーションの源となっていた。
ハンス・ヘルマンは、1954年に開催された伝説のカレラ・パナメリカーナで、このレーシングカーを駆ってメキシコを南北に3000km以上走行し、クラス優勝と総合3位を獲得した。
スパルタンなコックピット、ミッドマウント・エンジンを覆うフラットなラジエーターグリル、赤いレーシング・ストライプ、リアのフィンなど、明らかにカレラ・パナメリカーナのレーサーを思い起こさせるものとなっている。
ポルシェによると、このマシンは、同社の内燃機関搭載スポーツカーのデザイン・アイデンティティをさらに発展させるための基礎となったという。
ヘッドライトの垂直配置やロールバーなど、空力的・機能的な要素が、ポルシェのデザイン言語の一部として採用された。