よみがえった秘境の絶景、震災から復旧した中国四川省の九寨溝(CNS(China News Service))

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【CNS】2017年の地震で被害を受けた「秘境の絶景」が、その姿を取り戻した。世界自然遺産に登録されている中国四川省(Sichuan)アバ・チベット族チャン族自治州(Ngawa Tibetan and Qiang Autonomous Prefecture)の九寨溝(Jiuzhaigou)では復旧が進み、多くの観光客が訪れるようになった。 【写真】復旧した九寨溝  九寨溝は、原生林の生い茂る峡谷に宝石のように澄み切った大小1000以上の湖沼、渓流、瀑布(ばくふ)が点在している。2017年8月8日、マグニチュード7の地震が襲い、30人が死亡・行方不明、130の村が被災し、九寨溝の景勝地も被害を受けた。  2017年11月8日に復旧プロジェクトが始まり、2019年9月から観光客の受け入れを徐々に再開。観光スポットで最も被害を受けた諾日朗(Nuorilang)の滝と火花海(Huohuahai)も修復工事が行われ、以前の美しさを取り戻した。今年に入り、既に135万人の観光客が訪れている。  地震や豪雨などで新たな災害が発生しないよう、九寨溝管理局の職員たちは日々パトロールに努めている。九寨溝の五花海片区(Wuhuahai)責任者の屈永平(Qu Yongping)さんは「地滑り、土砂崩れ、野火などが起きていないか毎日パトロールしています。異常が見つかればすぐ緊急対応態勢を取ります」と説明する。九寨溝の住民や商店主たちも自発的に監視や防災に協力。景勝地のあちこちには監視カメラが設置されており、人と機械の目で景勝地と観光客を守っている。 「こっちを向いて、チーズ!」。広州市(Guangzhou)から新婚旅行で訪れた徐源(Xu Yuan)さんは、五花海(Wuhuahai)の前で新妻と一緒に写真を撮影した。「新型コロナウイルスが収束し、長い間我慢していた旅行がようやくできました。九寨溝は想像以上に美しいですね」と笑顔を浮かべた。  九寨溝は今では、地震が発生したとは思えないほど天然の美しさを誇っている。その陰には多くの人々の努力がある。屈さんは「いつまでもこの美しさを守っていきたい」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された

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(2020/11/22)