【ル・マン優勝マシンを市販?】ポルシェ919ストリート(2017年) ミュージアム所蔵モデル公開(AUTOCAR JAPAN)

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その後ポルシェは、LMP1カテゴリーからの撤退を発表。デザイナーのミヒャエル・マウアーと、デザインチームは、新しいアイデアを生み出した。919ハイブリッドのサクセスストーリーを記念する、限定モデルだ。 ポルシェ919ストリートは、既存の技術をベースに構築。LMP1の鮮烈なドライビング体験を、アマチュアドライバーに提供することが目指された。 ボディの内側には、カーボンモノコック構造と、900psのハイブリッド・ドライブトレインが宿る。919をル・マン優勝へと導いたものだ。ボディサイズやホイールベースも、レースカーと一致する。 当初は限定生産として、少量生産も視野に入っていた。公道での認可は得ずに。 しかし、高度なレーシング・テクノロジーは、複雑でもある。LMP1レーシングマシンの場合、専門のメカニックが関わっても、エンジンを始動するまでに45分も準備が必要となるほど。 もしアマチュアドライバーへ販売すれば、世界中のサーキットへ専門メカニックを派遣する必要が出てくる。裕福な紳士のためのル・マン優勝マシンというアイデアは、美しい夢に留まることになった。

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(2020/11/22)