「シリーズ男」になるか! ソフトバンク・栗原が3安打4打点 菅野撃ちで「全国区」へ第一歩(夕刊フジ)

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 日本シリーズ第1戦が21日、京セラドームで行われ、4年連続日本一を目指すソフトバンクが巨人に先勝。3安打4打点と大活躍した若鷹、栗原陵矢捕手(24)が「シリーズ男」に成り上がり全国区を目指す。 【写真】二回、菅野の膝を折らせた栗原  登録は捕手だが「5番・右翼」で先発。2回の第1打席に菅野から先制2ランをたたき込むと、さらに二塁打、2点二塁打と3打席連続で相手エースを打ち込んだ。  「自分が打てるボールを待っていた。(菅野は)すごい投手。何も気負うことはない。むちゃくちゃやってやろうと思っていた」と胸を張った新鋭は、福井・春江工高から2014年ドラフト2位で入団。柔らかいリストから長打を飛ばせる逸材だったが、正捕手の甲斐に阻まれ1軍でのチャンスは少なかった。  チーム関係者は「去年までは捕手での出場にこだわっていたが、結局、与えられるのは代打枠。自分がプロで生き残るにはどうすればいいのか、本当の意味で気づけたのは大きい。今年のキャンプでは打撃練習が終わると、ずっと外野守備に時間を費やしていた」と明かす。出場機会を求め一塁、外野に挑戦すると一気に打棒が開花。出場118試合で17本塁打、73打点はいずれも主砲・柳田に次ぐチーム2位だ。  安打後などに披露する、あこがれの米大リーグ・パドレスのフェルナンド・タティスJr.をまねたポーズが脚光を浴びるなど、福岡メディアの注目度は赤丸急上昇中。だがシリーズ前の全国区の取り上げられ方では、同じ1996年生まれで今季初の盗塁王に輝いた周東にまだまだ後れを取っている。そこで故障で欠場する先輩の今宮には、LINEで「日本全国に栗原という名をアピールしてきなさい」とハッパをかけられたという。  前出関係者も「MVPを取って、しっかり名前を売ってほしいんだよね。この世界、何度もチャンスはないが、彼はそこの勘のよさは持ち合わせている。先輩のギータ(柳田)もそうだったけど、トップに上り詰めるときは一気に、だから。そこは大事」とゲキ。巨人のエースを葬った初戦を終え、まずはMVPレースの先頭に立った。 (山戸英州)

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(2020/11/22)