虎の守護神スアレスを狙うメジャー球団 流出阻止できるのか(夕刊フジ)

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 【トラとら虎】  阪神のストッパー、ロベルト・スアレス投手(29)がメジャーの複数の球団から狙われている。阪神は状況を把握しており、流出阻止をオフの重要課題の一つにあげる。 【写真】引退セレモニーでスピーチする阪神・藤川  球団関係者のひとりは「マネーゲームになるのは致し方ない」と前置きし、スアレスの必要性を説く。  「球児(藤川)が引退したうえ、スアレスまで抜けると来季の抑えはまったく白紙。代わりを見つけるのは大変だから、少々カネがかかっても残すべき」  今回、阪神が危機感を抱く背景に、昨年の痛い流出劇がある。中継ぎで42ホールドポイントをマークしたピアース・ジョンソン投手に、僅か1年で逃げられた。  これにもメジャー球団が絡み、慌てて獲得したのがソフトバンクを解雇されたスアレスというわけだ。  これがとんだ掘り出し物だった。当初は中継ぎ要員のつもりが、藤川の不調で抑えに回すと最速160キロの速球を武器に大活躍。リーグ最多の25セーブを挙げるほどで、推定年俸8000万円は実に安い買い物になった。  「もちろん、残留すれば年俸は何倍かに跳ね上がる。それより気になるのはこれまでメジャー歴がないところ。メジャー志向が強ければ強いほど阪神は不利になる。このあたりどう説得するか」と先の関係者は交渉の成り行きに注目する。  阪神が過去に逃した魚の大きさでいえば、1989年のセシル・フィルダー内野手が最高だろう。「ポストバース」の期待に応え、打率・302、38本塁打、81打点。しかし、2年目の選択権を行使してメジャーに復帰すると、いきなり51本塁打でタイトルを獲得するなど才能は一気に開花。スーパースターの道を歩んでいる。  スアレスもそんな夢を追うのか、好きな日本に残るのか。セーブ王の去就は阪神の来季の命運を左右しかねない。(スポーツライター・西本忠成)

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(2020/11/22)