ターボチャージャー大手の三菱重工とIHI、次はFCVの基幹部品で覇権狙う(ニュースイッチ)

【リンク先抜粋】
 重工大手が燃料電池車(FCV)の基幹部品開発に取り組む。水素と酸素が反応する際に空気を圧縮する機器(電動ターボコンプレッサー)で、IHIは大型商用車向けに実用化し、商用車メーカーの動向を踏まえながら2027年ごろの量産を視野に入れる。三菱重工業は子会社が開発を進めている。両社とも自動車用ターボチャージャー(過給器)を生産しているが、エコカー普及をにらんで新たな需要を取り込む。 三菱重工とIHIの“金のなる木”、ターボチャージャーはどこまで伸びる?  FCVの水素と空気中の酸素を反応させて発電するには空気を圧縮する必要がある。ターボチャージャーも圧力を高めた空気をエンジンに供給して高出力化する仕組みで、FCV向けに培った技術の活用を見込める。  IHIは大型商用車に搭載する電動ターボコンプレッサーを実用化する。大型商用車は燃費などの規制強化に加え、荷物を積み込むスペースも確保しなければならず、バッテリー多く搭載する必要がある電気自動車(EV)化が難しい。IHIはすでに海外の自動車メーカーに同コンプレッサーが採用された実績を持ち、商用車のFCV化が先行するとみて量産に備える。  三菱重工では子会社の三菱重工エンジン&ターボチャージャ(相模原市中央区)が、ターボチャージャーの高速回転技術などを生かして、同コンプレッサーを開発する。同社は国内外の自動車メーカーを顧客に持ち、乗用車と商用車の両方で需要を開拓する。  両社ともターボチャージャー市場の一角を占め、エンジンの燃費改善や環境負荷の低減に対応してきた。当面、ハイブリッド車(HV)を含むエンジン車が主流の見込みだが、エコカーへの移行が加速する可能性があり、持続的な収益確保に向けた開発を強化する。

続きはこちら

(2020/11/22)