【特別企画】現状に満足しない男の本塁打量産…坂本勇人2000安打への道(スポーツ報知)

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 巨人の坂本勇人内野手(31)が8日のヤクルト戦(東京D)の初回、左翼へ二塁打を放って通算2000安打を達成した。  スポーツ報知では「坂本勇人2000安打への道」と題して、これまでの勇人の活躍を当時の記事で振り返る特別企画を実施。歴代の「坂本番」記者が選んだ思い出の記事を全34回で紹介する。  31回目は2020年担当・小林圭太記者の「本塁打量産の理由に迫る」。 ***  巨人は坂本勇が初回に自己最多となる先制32号ソロを放って主導権を握り、先発・高橋が6回2安打無失点で5勝目をマーク。3連勝で2位浮上のDeNAとは5ゲーム差とした。優勝へ力強くけん引しているのが本塁打リーグトップを走る坂本勇。昨年、西武担当だった巨人担当の小林記者が、2年連続パのキングを狙う山川と比較し、本塁打量産の理由に迫った。 ◆巨人4-2阪神(2019年8月17日・東京ドーム)[勝]高橋 12試合5勝4敗[敗]西 20試合5勝8敗〔セーブ〕デラロサ 15試合1勝4セーブ▼[本]=坂本勇32号(西・1回)北條4号(高木・8回)福留6号(高木・8回)▼[二]=亀井、ゲレーロ  坂本勇の卓越した技術が上回った。打球は吸い込まれるように左中間最前列へと飛び込んだ。「いい先制点になってよかった」。初回1死。西の初球、外角のスライダーに反応し、先制のソロ。これが決勝弾となり自身最多の32号。10年の31本塁打を抜き、キャリアハイに到達した。  守備でも7回2死で代打・糸原の三遊間への深いゴロを逆シングルで捕球。一塁へ送球しアウトにする好プレー。攻守で活躍しチームを3連勝に導いた。  昨年、西武担当だった記者は山川の47本の本塁打を見た。その視点から、それぞれ両リーグでキングの坂本勇、山川2人の思考やプレーを独自に比較した。 〈1〉打撃スタイル   山川は積極的に振りにいく。「振らないと、(球とバットが)どれくらいの距離感になるか分からない」。相手が初顔だろうと待たない。一方、坂本勇はボール球に手を出さず、甘い球を待って仕留めるケースが多い。主に4番を打つ山川と今季2番が多い坂本勇の打順の違いもある。どちらが良いとは言えないが、四球を選んで中軸に回されるのを敵は嫌がる。そのため、甘く入った球を仕留めることが、坂本勇のアーチが生まれる要因の一つだろう。 〈2〉広角打法   どの方向

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(2020/11/22)