意味深な「筒井順慶と鉄砲200挺」…前田慶次が読み解く大河『麒麟がくる』の伏線(PHPオンライン衆知)

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いままでに、熱田、大和、越前等の街並みが『麒麟がくる』では紹介されてきておるが、此度の堺の街並みの表現はまた実に見事であった! 店の売り物は南蛮渡来品ばかり。色合いもまた派手であり、遊女も活発に活動する。人口の多さと経済の潤いは、誰が見てもこれまでの町とは様子が違うことが見て取れた。 細やかな演出のお蔭で町の状況、いつ、どこで、何が起きているのかといったことが一目で分かるようになっていた。美術陣営の気合の入れようを感じ、儂は沸いたぞ! そんな堺の一等地に居を構える今井宗久の存在感は、如何に会合衆という人間が当時、力を持っていたのか示す。 宗久の足元に敷かれた絨毯。有名なペルシャ絨毯は、安土桃山時代に日本にやってきた。つまり、宗久は輸入されたばかりの珍品であり数少ない高級品を所有していた。 それは異国の超高級スーパーカーのような立ち位置じゃった。畳の上に絨毯という異なる見た目をひとつの場所に配置したのは、数寄者として傾いた証でもある。 また、襖に何気なく亀の絵を描き、世の元号が「元亀」という事を伝える細やかな演出。これには感服仕った。

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(2020/11/22)