西日本豪雨被災から復旧 西予・野村の乙亥会館、待望の土俵開き(愛媛新聞ONLINE)

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 愛媛県西予市野村地域の恒例行事「第169回乙亥大相撲」(23日)を前に、会場となる同市野村町野村の乙亥会館で21日、土俵開きの祭事があり、関係者約40人が大会の無事と成功を願った。会館は2018年の西日本豪雨で被災し、復旧が完了して乙亥大相撲が開かれるのは初めて。新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し、目玉イベント中止など規模を大幅縮小する。  乙亥大相撲は市や市観光協会野村支部などの主催。江戸時代に大火があり、地元の愛宕神社で再発防止を願い相撲が奉納されたのが発祥で、戦時中も途切れず続いてきた。豪雨により会館が浸水、18、19年は仮設会場を使用していた。  土俵開きでは呼び出しや太鼓とともに行司3人が登場。土俵を清め、中央に神酒と塩、穀物、海産物などを埋めた。愛宕神社から神を招く神事もあった。  23日は市内の成人や高校生ら約90人が出場し、団体対抗戦や個人戦、勝ち抜き戦で競う。同支部は新型コロナ感染拡大を考慮し通常2日間の日程を短縮。大相撲力士やアマチュア有力選手の招待を見送ったほか、小中学生の取組や稚児土俵入りも実施しない。観客席を通常の半分の約750席とし、観客にマスク着用を求め熱のある人の入場を断る。館内での食事や飲酒、大きな声での応援は禁止。  同支部の大野巌相撲部会長(67)は「やっと乙亥会館で開催できるのに規模縮小は残念だが、先人や先輩方が築いた歴史を絶やさず盛り上げたい。感染対策を徹底するので、来場者の皆さんも体調や行動への注意を心がけてほしい」と話していた。

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(2020/11/22)