オーストラリアの深海で珍しいミズヒキイカが複数目撃される(ギズモード・ジャパン)

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Osterhageさんと同僚たちがミズヒキイカを撮影したのは、グレートオーストラリア湾深海海洋プログラムの遠征中のこと。2015年から2017年にかけて、同チームはオーストラリア大陸南の沿岸にある開放性湾グレートオーストラリア湾(GAB)の地質学と生態学について研究するため、同海域を調べました。これには海洋調査船Investigatorと、HDビデオカメラ、ライトとレーザーの測定ツールを搭載した遠隔操作型の無人潜水機(ROV)を使用。船の後ろのカメラは5秒ごとに静止画を撮っていました。 この調査の間に、研究者らは218平方kmを巡って、75時間分の動画と1万枚以上の静止画を収集。水中カメラは水深946~3,258mの間をスキャンしています。これにより、これまでの南半球での目撃例よりも多い、5体のミズヒキイカが見つかりました。しかも、ミズヒキイカがオーストラリアの水域で観測されたのは今回が初めてになります。 興味深いことに、ミズヒキイカたちはお互いの近くで観測されています。6kmしか離れていないところで、2体が12時間差で目撃された例がありました。これだけ広大な範囲であっても、5体のミズヒキイカが確認されたのは1カ所に2体、もう1カ所に3体と2つの場所だけでした。論文によれば、個体が集まっていたのは「特定の環境ニーズ」か「繁殖上の機会の向上」のためである可能性が高いとのこと。

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(2020/11/21)