不確かな時代を生き抜く、“ノスタルジック・ドレス”の力(ELLE ONLINE)

【リンク先抜粋】
私は昨年の夏やハロウィンに何をしたか覚えている。そしてその以前も、無限に。ソーシャルメディアでフォローしているほとんど全ての人も、自分が何をしたか覚えているだろう。そして今、過去を振り返る“スローバック投稿”が殺到している。 新型コロナウイルスによるパンデミックの影響でイベントや集会が制限されている現在、ロックダウン中の単調な日々に古い投稿をシェアすることで、サイズの合わないTシャツや誤ってカットしたフリンジ、不気味なカラーの口紅といった青春の思い出を笑い飛ばすことができる。 インターネットは私たちがノスタルジアを感じたい時に真っ先に向かう場所のひとつ。#ThroughbackThursdayや#FlashbackFridayは、タイムトラベルの弁舌としてオンラインにおいて共通言語として際立っている。 しかし、それは思い出を掘り出す唯一の場所ではない。ここ数カ月、私はワードローブから過去の忘れ物を再発見していて、それらを身につけてみるとかつての友人や元恋人と過ごした、新型コロナウイルスが現れるずっと前の時代を懐かしく思い返すことができる。 アランニットのカーディガンは昨年11月の焚き火の煙の香りがまだ残っていて、クリスマスパーティ用の赤いベルベットのスーツは、ハグを交わしたときの温かみを帯びている。3年前に購入した「ミュウ ミュウ」のプラットフォームサンダルは、遠距離恋愛中の彼がいたケルンから、月曜朝の出社に間に合わせるため午前5時のフライトを乗っていたことを思い出す。

続きはこちら

(2020/11/21)