【外信コラム】韓国で肩身が狭いオデン 愛国主義で「オムクタン」に(産経新聞)

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 韓国もオデンの季節である。実際は1年中、メニューにあるが、やはり屋台などで湯気を上げている晩秋から冬にかけて恋しくなる。そんな季節感からか先日、新聞のグルメ記事で日本系居酒屋の鍋に盛りつけられたオデンが写真付きで紹介されていた。  食べ歩きの女性コラムニストが「やっとおいしいのを見つけた」といって店の名前も出ている。在ソウル日本人の間ではよく知られた老舗の「ミタニヤ(三谷屋)」だが、記事では見出しを含めオデンという文字はなく、すべて「オムクタン」になっている。「オムク」は魚肉の練り物で「タン(湯)」は汁なので説明的には間違いではない。  韓国では近年、オデンは日本語だからよくないと言い換える傾向があるとはいえ、あの店のメニューは「オムクタン」だったかな? 確認がてら久しぶりに出かけてみたところ、メニューではちゃんと「オデン」になっているではないか。  例によってメディアや識者の愛国主義でメニューにはない「オムクタン」にしてしまったのだ。みんな「オデン」で長く親しんできたのだからこだわることないと思うのだが。ただ韓国では魚の練り物自体を「オデン」といってきたので料理の名前としては「オムクタン」の方がいいのかもね。(黒田勝弘)

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(2020/11/21)