『鬼滅の刃』の“聖地”に 白馬・岩岳山頂に「ねずこの森」 冬はスノーシューで(産経新聞)

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 大ヒット中のアニメ映画『鬼滅(きめつ)の刃(やいば) 無限列車編』。今年の夏頃から徐々に原作漫画「鬼滅の刃」のファンが集まるようになった“聖地”が、岩岳リゾート(長野県白馬村)の山頂(標高1289メートル)にある。遊歩道「ねずこの森」だ。夏山シーズンが終わり、これから白銀の世界に変わるが、関係者は「冬もスノーシューで行けるので来てほしい」と期待している。(原田成樹) 【写真】岩岳リゾートの売店に登場した「鬼滅の刃」グッズコーナー ■夏休みからじわじわ  鬼滅の刃は、鬼に家族を殺された主人公の少年、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼と化した妹の禰豆子(ねずこ)とともに敵(かたき)討ちの旅に出るというストーリー。舞台は大正時代だが、多くが架空のため、登場人物や場面などとつながりのある場所がファンの間で“聖地”として話題になっている。  「竈門」つながりで原作者、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの出身県、福岡県太宰府市の宝満宮竈門神社にファンが訪れたり、たたら製鉄ゆかりの地、島根県奥出雲町の奥出雲たたらと刀剣館で展示されている刀が炭治郎の黒い刀「日輪刀」に似ていると話題になったりしている。  岩岳リゾート山頂でツアーガイド(有料)を務める山田勝也さん(52)は、今年の夏休み頃から若いファミリー層や孫を連れた高齢者らから「ねずこを見に来た」と言われるようになったという。キャラクターになりきるコスプレ姿の人にはまだ会っていないが、キャラクターの人形を持ったり、炭治郎の着物と同じ市松模様のマスクをしたりして、写真を撮る人がいるという。  取材当日も、長野市の村松直子さん(39)が、「先週も来たが時間がなくて回れず、ラジオでねずこの森を紹介するのを聴いてどうしてもまた来たくなった」と、ねずこを背景に子供たちを写真に収めていた。 ■なぜ「ねずこ」  ところでねずことは何か。ねずこの森は30年以上前に地元の観光協会が整備した。白馬周辺では珍しいネズコという木があることが名前の由来だ。  林野庁中部森林管理局によると、ネズコは江戸時代に尾張藩が直轄した木曽谷で森林資源保護のために伐採が禁止された「木曽五木」の一つ。ほかは、ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ。漢字で「鼠子」と書く。長野県の木曽地方や富山県の黒部地方に多く植生する。  ネズコの木は、軽くて丈

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(2020/11/21)