ディアドラは直線スペースなく8着/バーレーンIT(日刊スポーツ)
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<バーレーンインターナショナルトロフィー>◇20日=サヒール(バーレーン)◇条件戦◇芝2000メートル◇3歳上◇出走14頭
【アップ写真】ディアドラ
日本馬ディアドラ(牝6、橋田)は8着に敗れた。英国の女性騎手ホリー・ドイルを背に道中は後方待機。直線は十分な手応えがあったものの、進路を失うシーンがあった。
初めてコンビを組んだドイル騎手は「ゲートはよく出てくれましたが、少しペースが速くて追走に苦労しました。切り替えて後方に待機しましたが、なかなかスペースが見つかりませんでした。最後に前が開いてからは飛んできたんですけど」と振り返った。
橋田助手は「勝ちに来たのでやっぱり悔しいですね。器用な競馬ができる馬ではないので、どうしても展開に左右される。直線で開かない場所に入ってしまったので。それでも能力は見せてくれた」と話した。
勝ったのは大逃げの形になった2頭のうちの1頭で、地元バーレーン調教馬のシムシル。2着には英国から参戦したグローバルジャイアントが入った。
ディアドラにとっては昨年のドバイターフ(4着)から12戦連続の海外レース。昨年8月には英国のG1ナッソーSを制し、今年2月には日本馬として初めてサウジアラビアで走った。前走は今年唯一の日本馬として凱旋門賞に出走し8着。英国ニューマーケットを拠点に世界を転戦。英国メディアは「スワンソング」(白鳥の歌、転じて、最後の作品)と表現していた。担当の込山助手とともに長期の英国滞在。世界の競馬史に残る戦いを「チーム・ディアドラ」は演じた。