「無上の喜び」「チャンスいただいた」 集英社四賞の贈呈式(産経新聞)

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 集英社出版四賞の贈呈式が20日、東京都内で行われ、受賞者がそれぞれに喜びと抱負を語った。  「辛いこともたくさんあるだろうけれど、いつか作品を読み続けてくれる方にめぐり会えたら、無上の喜びです」。今後の健筆を誓ったのは、性的虐待被害者のサバイブを描く「コンジュジ」ですばる文学賞を受けた木崎みつ子さん。  小説すばる新人賞に選ばれた鈴村ふみさんの「櫓(やぐら)太鼓がきこえる」は大相撲の呼出が主人公。鈴村さんは「本を出していない私は大相撲なら“番付外”。チャンスをいただいたのなら関取を目指して、必死で小説を書く」と話した。  開高健ノンフィクション賞受賞作「デス・ゾーン」はエベレストで滑落死した登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さんの実像に迫る。「なぜ彼はエベレストに登り続けたのか、それが知りたくて書いた」と振り返った著者の河野啓(こうの・さとし)さん。「彼の中にある弱さやずるさ、ひたむきさを改めて知って、彼のことが好きになった」  『逆ソクラテス』(集英社)で、柴田錬三郎賞を受けた伊坂幸太郎さんはリモート参加。画面越しに「いつになく自分の思いをそのまま入れた小説。多くの人に読んでもらいたい気持ちがすごく強かった」と大事な一冊での栄誉を喜んだ。

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(2020/11/20)