MotoGPポルトガルFP1:母国戦のオリベイラ、初開催アルガルヴェでトップタイム。中上貴晶は9番手(motorsport.com 日本版)
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2020年のMotoGP最終戦となるポルトガルGP。そのフリー走行1回目が行なわれ、母国戦となるミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)がトップタイムをマークした。
【リザルト】MotoGP最終戦ポルトガルGP フリー走行1回目
ポルトガルGPの舞台となるのはアルガルヴェ・サーキット。MotoGPでは初の開催となるコースだ。そのため今回はFP1とFP2のセッション時間が通常よりも延長されており、各70分ずつの実施となっている。
起伏に富んだコースにライダーたちは探り探りの走行で、10月の事前テストで記録されたトップタイム(1分40秒170)をすぐに更新するようなことは無く、ゆっくりとした立ち上がりでFP1は始まった。
セッションの約3分の1となる20分が経過した段階でのトップタイムは、ジャック・ミラー(プラマック)の記録した1分41秒584だ。
その後マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分41秒427と小幅にタイムを更新してきたが、大きな動きはないままセッションが進んでいった。
残り20分を前に、ステファン・ブラドル(レプソル・ホンダ)が1分40秒920と自己ベストを更新してトップに。またその直後にはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分40秒877をマークしトップタイムを更新。事前テストで記録されたトップタイムに迫ってきた。
そこからしばらく状況は落ち着いていたが、いよいよセッションが終了となろうという残り3分を切った頃に、各ライダーのアタックが始まった。
残り2分、ビニャーレスが1分40秒162をマークしトップタイムを更新。またアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)も1分40秒236と自己ベストを更新するタイムを記録し、2番手に浮上した。
残り30秒、ロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)が1分40秒297とレギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロに迫るタイムをマーク。3番手につけた。サヴァドーリはヨーロッパGPからブラッドリー・スミスから置き換わる形で参戦しているが、非常に印象的な走りを見せた。
最後のアタックではポルトガルGPが母国戦となるオリベイラが1分40秒122を叩き出し、一気にトップへ浮上し、FP1が終了となった。2番手はビニャーレス、3番手はアレイシ・エスパルガロだ。
LCRホンダの中上