韓国GMに続き起亜自も部分スト…生産に支障で暗雲立ち込める自動車業界(朝鮮日報日本語版)

【リンク先抜粋】
 韓国の完成車業界で労組によるストが相次いでいる。今年の賃金交渉の過程で既に4回の部分ストを実施した韓国GM労組に次いで、今度は起亜自動車の労組が部分ストの実施を決めた。  全国民主労働組合総連盟(民労総)傘下の金属労組に所属する起亜自労組は、19日に開かれた争議対策委員会の会議で、今月24-27日の4日間を1日4時間の短縮勤務とし、部分ストを行うと決定した。今回の決定により、起亜自労組は9年連続でストを実施することになった。  起亜自の労使は前日の18日、所下里工場で13回目の交渉に臨んだが、最終的に決裂した。会社側は基本給の凍結を主張し、ストを行わない場合は成果給150%と新型コロナ特別激励金120万ウォン(約11万2000円)、在来市場の商品券20万ウォン(約1万8600円)などを支給する案を提示したが、労組は交渉決裂を宣言した。労組側は「昨年は大きな経営成果を上げ、今年もコロナ禍でも2兆ウォン(約1800億円)以上の成果を出しているにもかかわらず、本社のガイドラインに阻まれ進捗のないことに納得がいかない」と表明した。起亜自労組はこれに先立ち基本給12万ウォン(約1万1200円)引き上げと昨年の営業利益の30%の成果給支給、定年延長に加え、既存工場内への電気・水素車モジュール部品工場の設置、賞与金・通常賃金の拡大適用などを要求した。  労組の部分ストにより、起亜自も生産損失を避けられなくなった。業界によると、今回のストによる生産損失は約1万6000台に達すると推定される。先に部分ストを実施した韓国GMの場合、すでに約2万台の生産損失が発生したとみられている。起亜自の関係者は「新型コロナ感染再拡大の懸念が現実化しているにもかかわらず、労組がストを推進することについて、非常に残念に思う」と話した。

続きはこちら

(2020/11/19)