有安杏果、秋の「サクライブ」でファンとひさびさの対面「夢みたいだね!」(音楽ナタリー)
【リンク先抜粋】
有安杏果のワンマンライブ「有安杏果 サクライブ2020」が、11月12日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催された。
【写真】「有安杏果 サクライブ2020」の様子。(写真提供:Apricot Music Records)(メディアギャラリー他18件)
有安は本来、同タイトルの全国ツアーを桜の咲く春に行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によってこのツアーは延期となり、さらに予定していた振替公演も中止となってしまった。1日限りの公演として開かれた秋の「サクライブ」は、感染予防や拡散防止対策を行ったうえで観客動員を制限して実施され、会場に足を運べないファンのために生配信も行われた。
BGMに合わせて拍手が鳴り響くホール内。まずはバンドメンバーの福原将宜(G)、宮崎裕介(Piano)、川崎哲平(B)、波田野哲也(Dr)がステージ上にスタンバイし、宮崎が奏でるピアノを先頭にバンドの音が重なっていく。そこに有安がゆっくりと登場し、アコースティックギターを手にすると、1曲目の「サクラトーン」へ。3月にツアーで披露されるはずだった新曲が、8カ月の時を経てようやくファンの元へ届けられた。有安はアコギから赤いテレキャスターに持ち替え、7月にリリースされたロックチューン「Runaway」を披露。そして「ほいほい、皆さん! すごいね、夢みたいだね! まだ信じられない自分がいます」と感慨深げに客席を見渡し、「本当にお待たせしました。『サクライブ2020』へようこそ!」と挨拶した。観客は大きな拍手をするも、感染予防のため歓声を上げることはできない。いつもと違う客席の様子に戸惑いつつも、有安は「声出せないよね。しんどいよね。でも今日はみんなの思いをしっかり受け止めるつもりです」とその拍手に応えた。
続く新曲「Do you know」ではブルーとピンクの照明が怪しくステージを照らす中、有安がキレのあるダンスを披露。くるりとターンを決めると、ロングスカートが軽やかにはためく。ジャジーなナンバー「愛されたくて」、新曲「LAST SCENE」と3曲連続のダンスパートを終えると、有安は「ここでカバー曲を」と、子役時代やオーディションを受けていた頃によく歌っていたというMISIAの「Everything」を熱唱した。昨年3月の再始動ライブから歌われている「虹む涙」は、グランド