国内感染1週間で1万人 前週の1・5倍、重症患者急増の恐れも(産経新聞)
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新型コロナウイルスの新規感染者は今月に入って全国的に急増し、厚生労働省の集計では17日までの1週間で1万642人に上り、前週の7083人から1・5倍に拡大している。重症患者も同日時点で276人となり、第2波のピーク(8月23日、259人)を上回っている。
【イラスト解説】新型コロナに感染かな?と思ったら
新型コロナ対策を厚労省に助言する専門家組織は19日に会合を開き、直近の感染状況を分析。田村憲久厚労相は冒頭、「7、8月の感染の伸び、ピークに比べて増えていっているような角度になりつつある」と危機感を示した。
前回11日の会合では「一部の地域では感染拡大のスピードが増している」として、「このまま放置すれば、さらに急速な感染拡大に至る可能性がある」と注意喚起。その後、東京(534人)、大阪(338人)、北海道(266人)など最多の感染者を更新する自治体が相次ぎ、北・東日本を中心に感染拡大に歯止めがかからない。
入院患者数は17日時点で1万2978人に上り、1週間で3930人増加。2週間前からはほぼ倍増している。確保病床に対する割合が5割を超える自治体も出始め、医療態勢の逼迫度合いが増している。
「日本COVID-19対策ECMOnet」によると、人工肺(ECMO)を装着した重症度の高い患者は18日時点で26人。重症患者数は、感染者の増加から2週間程度遅れて増える傾向があるため、今後急増する恐れがある。