米軍訓練移転・馬毛島問題 塩田知事と中種子町長が意見交換(MBC南日本放送)

【リンク先抜粋】
アメリカ軍の訓練移転候補地、鹿児島県西之表市の馬毛島を巡る問題で、塩田知事は19日、中種子町の田渕川寿広町長と意見交換しました。 塩田知事は18日の西之表市の八板俊輔市長に続いて、19日は中種子町の田渕川寿広町長と意見交換しました。 国は西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備したうえで、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる方針で、港湾施設建設のために海上ボーリング調査の申請を県に行っています。 18日の意見交換で西之表市の八板市長は、計画に反対する考えを塩田知事に伝えました。一方、中種子町の田渕川町長は防衛省による説明会が18日開かれたことを報告し、計画に一定の理解を示しました。 (田渕川寿広町長)「不安に思っている意見、質問も出たが、丁寧に対応、回答していただいて(住民は)話を聞いて納得して帰られた」 (塩田知事)「納得して帰ったとは言うが、騒音がどの程度なのか住民も分かっていない。実際の騒音については説明が必要になる」 国は今月9日に県に海上ボーリング調査の許可を申請していて、その可否を判断する塩田知事は、「防衛省から今月中に説明を聞きたい」と考えを述べました。 一方、防衛省は19日、馬毛島での自衛隊施設の整備について西之表市議会に説明しました。市議会は先月、交付金や訓練に関する75項目の質問を防衛省に送り、今月12日までに回答を受けていました。 これまで防衛省は、アメリカ軍の利用について、現時点で空母艦載機の離着陸訓練以外に計画はないとしていましたが、回答には、基地を整備後、港湾施設をアメリカ軍が使用する可能性を否定できないとしていて、これについて議員から説明を求める声が上がりました。 (生田直弘市議)「FCLP以外で馬毛島を利用できるのかできないのか。一生背負っていかなければならいない島に対して、そういうことを説明していただくのが誠実な信頼環境を築き(自衛隊と)地元との関係性にも影響してくる」 (防衛省の担当者)「思いはよくわかったので、しっかり持ち帰り、ちゃんと説明したい」 防衛省は、馬毛島の港湾施設建設のための海上ボーリング調査を、早ければ今月中にも着手したいとしています。

続きはこちら

(2020/11/19)