宮城の第3波 教育機関・医療機関・福祉施設などクラスター多様化 仙台市以外でも確認 専門家「家庭内感染が要因」(KHB東日本放送)

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ここで、宮城県内のこれまでの感染状況を振り返ってみます。3月下旬から4月下旬にかけてと、6月中旬から8月中旬にかけて第1波、第2波とみられる感染者の増加がありました。今は、第3波にあるとみられます。 ただ、この第3波はこれまでとは大きく特徴が異なります。それは「クラスターの多様化」です。 第2波までは、仙台市内の接待を伴う飲食店を中心に発生していましたが、第3波は教育機関、医療機関、福祉施設などと多様化し、仙台市以外でも多く確認されています。 現状と対策について専門家に聞きました。厚労省のクラスター対策班で、東北大学の小坂健教授は、クラスターが各所で発生している要因の一つに、家庭内感染をあげました。 厚生労働省クラスター対策班・東北大学小坂健教授「家庭内での感染が起こるということが一つあると思います。今までは、どちらかというと一人暮らしの方とかそういう方が多かったが、専門学校でもクラスターがあり、若い人たちから起点になるということもこれまでに報告されていますので、そういう方々が家庭に持ち込んで、そこからいろんな所に広がるというルートがあると思う」 家庭内で感染が広がり、そこから職場や学校などへウイルスを持ち込み、感染が拡大していると分析しています。 家庭内での感染が広がることで、高齢者の感染も拡大していて、第3波では60歳以上の感染の割り合いは2割と1波2波と比べ、上がっています。 これは医療提供体制に大きな影響を与えかねないと懸念しています。 厚生労働省クラスター対策班・東北大学小坂健教授「コロナ病床を確保しても、そこが例えば院内感染とかそういうことになるとスタッフは濃厚接触者になりますから、一時的に閉鎖しなければならないとか、あるいは介護施設でも医療機関の乏しいところでクラスターが発生したりすると、あっという間に医療に負担がかかってしまうという危機的な状況がすぐ起きてしまうということは考えておかないといけないと思う」 全国で感染が拡大する中、今週は3連休が控えています。小坂教授は感染対策を継続した上で、旅行や外食などをする場合は、少人数かつ短時間の滞在を意識する必要があるとしています。 厚生労働省クラスター対策班・東北大学小坂健教授「安心してクリスマスとかお正月を迎えるためには、ここ本当に3週間いかに止められるかというのがある意味肝になってく

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(2020/11/19)