【鹿島】不測の事態でこそ頼りになるはず。山本脩斗の“らしい”一発で勝利を掴みたい(SOCCER DIGEST Web)

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 決まっていてもおかしくない惜しい一発だった。  前節の川崎戦、1-1で迎えた90+1分、三竿健斗の正確なロングフィードを右サイドで受けた遠藤康が、狙いすましたクロスを入れる。逆サイドで待ち構えていた山本脩斗が飛び込んでヘッドで合わせる。しかし、地面に叩きつけられたボールは無常にもバーの上を越えて、得点はならなかった。 【J1第27節PHOTO】鹿島1-1川崎|脇坂のゴールで川崎が先制するも…ホーム・鹿島の猛攻に遭いドロー決着!優勝王手はお預けに 「健斗からヤスにボールが渡った瞬間に、自分の中ではあのボールが来るとイメージできていたので。しっかり枠に飛ばして点を入れたかったんですけど」(山本)  左SBながら、相手ゴール前でクロスに合わせるのは得意とするプレーのひとつでもある。ネットは揺らせなかったが、実に“らしい”フィニッシュだった。  川崎戦の直前、チーム内に新型コロナウイルスの感染者が判明し、試合が行なわれるか危ぶまれたが、予定どおりに開催。山本は「メンバーに入ると分かってからは、心と身体をしっかり試合にもっていけるように意識して」8試合ぶりとなる先発に備えた。  この川崎戦が今季のリーグ戦で3試合目の出場。思うようにメンバーに絡めない日々が続き、本人も「モチベーションを保つのはなかなか難しい部分もあった」と振り返るが、それでも「(気持ちを)切らさずに、いつ(出場のチャンスが)来てもいいように準備はしていました」。  そうした不断の努力が、川崎戦での好パフォーマンスとして表われた。久々の実戦だったが、この試合を現地取材した川崎担当の採点は及第点の「6」。先述した際どいヘディングシュートに加え、対面する家長昭博に対しては、“序盤こそ良い形でボールを持たれたが、その後は辛抱強く対応”と、相手のキーマンを封じてみせた。  新型コロナの陽性判定を受けたのは永戸勝也であり、濃厚接触者6名の中には杉岡大暉の名前もある。いずれも左SBの選手で、山本とポジションを争うふたりはまだ練習に参加できていない。現状を踏まえ、次節のアウェー仙台戦でも山本のスタメンが有力視されている。    経験豊富な35歳。こうした不測の事態でこそ、頼りになる働きを示してくれるはずだ。  川崎戦を前に「やることは変わらないし、出られる選手が勝利のためにやるしかない」という意気込みでピ

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(2020/11/18)