矢部太郎さん「大家さんと僕」台湾で出版 「自分なりの『幸福感』を大事に」(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さんが一つ屋根の下に暮らす大家さんとの物語を描いた漫画「大家さんと僕」の台湾版が10月下旬、刊行された。矢部さんは今月初頭、リモートで中央社の単独インタビューに応じ、台湾での出版や大家さんとの暮らしを通じて感じた思いなどを語った。 ▽台湾での出版は「とても嬉しい」 同作は矢部さんにとって漫画家デビュー作となる。2017年に日本で出版され、19年刊行の続編「大家さんと僕 これから」も含め、シリーズ累計発行部数は120万部を突破した。海外での刊行は韓国に続いて2カ国目となる。 「(台湾では)日本の本もたくさん出版されていると聞いていて、『もし出版されたらいいな』とどこか思っていたので、出版の話を聞いた時はとても嬉しかったです」と矢部さんは控えめに笑顔を見せる。 ▽台湾版の題字に込めた思い 台湾版のタイトルは「房東阿嬤與我」(直訳:大家のおばあちゃんと僕)。日本語には無い漢字も含まれるが、表紙の題字は矢部さん自らが手掛けた。矢部さんにとって、繁体字は初挑戦。練習に練習を重ね、何枚もの候補を出版社に送った。「初めて見る字だからバランスが全然分からなくて、どう書くと正解なのかがちょっと今でも分かってないです」と不安まじりに告白し、「大丈夫ですか?読めますか?」と記者や同席していた台湾の出版社の担当者に逆質問。中国語の題字からも日本版同様にぬくもりが感じられたことを伝えると、矢部さんはほっとした表情を浮かべ、こう続けた。 「漢字はもともと絵だったって言いますもんね。表意文字。意味を表してるから、やっぱりちょっと、絵っぽく書いてるかもしれないですね。ここ(阿嬤)は大家さんなんだろうなと思ったから、大家さんっぽく優しい雰囲気になったらいいなと思って書いて。最後の「僕」(我)のところは、これは僕だから、ちょっと崩れて頼りない感じがいいかなと思って書きました」 ▽ 血縁関係がない高齢者と暮らす生活 「教えてもらったことが多い」 同作では、アパートの1階に住む大家のおばあさんと、入居者として2階の部屋に暮らす矢部さんの心温まる交流がほのぼのとしたタッチの絵柄で描かれる。台湾では近年、血縁関係のない高齢者と若者が一緒に暮らす「青銀共居」(異世代ホームシェア)という居住スタイルを推進する取り組みが北部・新北市などで行われてい

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(2020/11/18)