リニア問題 副知事と大井川流域住民が意見交換(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 リニア中央新幹線のトンネル工事による水への影響について、大井川流域の自治会長が集まり、県の難波副知事と意見交換しました。また、川勝知事は安倍前総理と会談し理解を求めました。 <難波喬司副知事>「トンネル湧水は全量戻す約束だったじゃないですかと我々は言うんですけれど、一時は戻せませんと(JR東海は)言っています」  難波副知事は11月18日、島田、藤枝、焼津市の自治会長約150人を前に、JR東海との対話の状況について説明しました。3つの市の自治会連合会は、リニア中央新幹線のトンネル工事が大井川の水の量や水質に影響することを懸念し、JR東海と交渉する県に要望書を出しています。 <自治会長>「トンネルの掘削が問題になっているなら、ルートを変えたらどうか?」 <難波喬司副知事>「やれない訳ではないですが、それが経済的、社会的にいいかは別問題。どういう影響があるかどうかだけはっきりさせてくださいと申し上げている」  県は、住民への説明など、情報発信の機会を増やしていく方針です。 <難波喬司副知事>「状況は分かっていただけたのではないか。県民に説明するのは県の役割ですので」  こうした、住民が心配する気持ちを国に届けようと、川勝知事も動きました。 <川勝平太知事>「去る13日に安倍晋三前首相と都内で会談しまして、ご説明申し上げた」  川勝知事は、11月13日金曜日、都内で安倍前総理と会談しました。大井川の水問題など、住民が納得できる説明をJR東海がしていないと説明したということです。 <川勝平太知事>「県民の大きな不安が、危惧が、懸念が渦巻いている。これは伝えねばなりません」  一方、リニアの終点・名古屋市では工事が着々と進んでいます。名古屋城のすぐ近くに開いた直径約40メートルの大きな穴は、リニア中央新幹線の非常口です。 <木藤淳成記者>「こちらが岐阜、東京・品川方面、反対側が名古屋方面になります」  非常口は2022年7月に完成予定で、その後は車両が通る横穴の工事が始まります。JR東海は、東京~名古屋間の2027年の開業を急いでいます。しかし、静岡県との溝は埋まらないままです。 <JR東海 金子慎社長>「大事なことは地元の懸念の解消なので、納得のいく形で、関係の方々に情報がいく形を探れればいいなと」  JR東海の金子社長は18日の記者会見で、国の有識者会議で課題が整理で

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(2020/11/18)