混沌の時代照らすアート ロッカクアヤコ(千葉市出身)国内初の大規模展 千葉県立美術館(千葉日報オンライン)

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 30点の組作品によるインスタレーション「宇宙戦争」は「形」にこだわった新機軸。キャンバスを成形して作られた「シェイプド・キャンバス」に描いた宇宙船をモチーフとした作品は、絵の中から対象が飛び出してきたかのような物質感を帯びながら、重力から解放された自由な世界の楽しげな雰囲気を見事に表現している。  木製の一輪挿しに絵を描いた「フラワーベース」、アダチ版画研究所とのコラボレーションによる木版画も「形」を意識した作品だ。  ただポップでカワイイだけにとどまらない、具象と抽象のはざまを行くかのような揺らぎを帯びた作品群は、鑑賞者にさまざまな想像を促す豊かな多面性を持つ。ただ、どの作品にも共通するのは、一様に明るく、ポジティブなエネルギーに満ちていること。圧倒的な光で照らす力は、混沌(こんとん)としたポストコロナ時代に必要とされるものではないかと感じた。(平口亜土)

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(2020/11/18)