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　将棋の順位戦A級5回戦が11月18日に行われ、稲葉陽八段（32）と菅井竜也八段（28）が午前10時から対局を開始した。 【動画】その他の順位戦A級対局 　稲葉八段は、2008年4月に四段昇段。竜王戦1組（1組：3期）、順位戦はA級5期目。タイトル歴はないが、銀河戦で1回、優勝歴がある。今期のA級は2勝2敗と五分の星。後半戦の活躍次第では、挑戦権獲得の可能性もある。 　菅井八段は、2010年4月に四段昇段。竜王戦3組で、順位戦は今期が初のA級。王位で1期、タイトル経験があり、棋戦優勝は新人王戦、大和証券杯最強戦の2回。振り飛車党のエース格の一人で、こちらも早見え早指しだ。今期のA級は1勝3敗と黒星先行。なんとか星を五分に戻して、残留を目指したい。 　現在のタイトル保持者は渡辺明名人（棋王、王将、36）。挑戦権争いでは開幕から無傷の4連勝を果たしている斎藤慎太郎八段（27）が単独トップに立ち、他者が追いかける展開になっている。最終的な勝敗数が並んだ場合はプレーオフが行われ、過去には6人のプレーオフになったこともある。 　持ち時間は各6時間で、先手は稲葉八段。

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(2020/11/18)